外国人と高校生 01



 午前一時。
 学校帰りにカラオケではしゃいで、気付いたらこんな時間だ。偶然再会した中学校の頃の友人達と、声が枯れるまで歌った。
 地元での事だし終電なんて関係ねーやと言っていたくせに、零時を過ぎた辺りからトーンダウンしてた。
 彼らがぶーぶーと垂れる文句を背後に受けながら、一人さっさと店を後にする。携帯番号を交換してまた連絡するなんて社交辞令――実際は何か切欠が無ければまた遊ぶなんて事もないだろう、そんな付き合いだ。
 春近し、桜の枝にもぽつぽつと蕾めいたものが窺えても、やはりまだ夜は寒い。学ランの前を押さえながら(前を止めないのはポリシーみたいなもんだ。閉めたら格好が悪い)吹きすさぶ風に思わず背を丸めた。
 マフラーくらいしてくれば良かった。自分の無精を後悔してみても今更で、きっと明日も絶対しない。
 大体朝と夜での気温差は何なんだ、とどうしようもない事に悪態をつきながら、家路を急ぐ。
 歓楽街から外れて住宅地へ入って、近道の公園を抜け、それから団地を横断する。女の子みたいに危険を避けて大通りを歩くなんて事はしない。むしろ地元の人間だって通らないような道すらルートに入れて、兎に角家に帰りつくことだけを考えた。
 途中でコンビニにでも寄って缶コーヒーやら肉まんやらで暖を取る事も視野に入れたが、そうするとどうしても遠回りになる。
 悩んだ末コンビニを捨てたのだが、やっぱり寒さが堪えてきた。
 川沿いの畦道を歩きながら、道を外れれば自販機があった事を思い出す。市営のグラウンドがあって品揃えも豊富で、そこにしか売ってない俺お気に入りの缶コーヒーもあった筈だ。中学の頃は部活で度々お世話になる度その自販機を利用したものだった。
 少年野球やサッカーチームが良く使うグラウンドの他に、一面だがテニスコートとハーフのバスケットコートがあって、たまに夜でもスリーオンスリーをやってる姿を見かけた事があった。
 この日も自販機から見えるバスケットコートには、時々見かける外人が一人、一心にシュートを放っていた。
 年頃は良く分からんが、若い事は確かだ。背は180はあるだろう。色黒で逞しい彼は兎に角目立つ。ドレッドヘアーも印象的だった。
 よくもまあこんな時間まで、と呆れ半分の感想を持って、そいつを眺めながら歩き出す。グラウンドの角にあるコートで、俺はその角を曲がって家へ帰るので最初は背中を向けていた男も、フェンス越しだが向かい合うような形になって。
 綺麗なシュートフォームだなぁなんて暢気に思っていたら、目が合った。
 調度シュートを放った後で、音も無くリングに吸い込まれたのであろうボールは俺の角度からはボードに阻まれて見えなかったのだが、落ちたボールが転がって来て金網に当った。
 俺はそれで知らずに足を止めた。
 勿論フェンス越しだからボールが外に出てきて、俺が手渡してやる、とかそんな為じゃなくて。
 そう、何となくだ。
 腕で汗を拭いながら歩いて来る相手を、俺は缶コーヒーを啜りながら見ていた。
 そしたら、そいつが。
「ハロー」
 素晴らしく英語っぽい発音で声を掛けてきた。
 うおっ英語だ、何て当たり前過ぎる事に動揺して
「ハローッ」
返した俺の方はすっげぇカタコトになった。
 そのまま男がにこにこと何かを話しかけてくるのだが、分からん。分かるわけが無い。俺は生まれてこの方英語の成績は1以外取った事がねぇ。テストのたんびに赤点だ。
 しかもすこぶる早い。授業のそれとは比になんねぇ。何だ? 本場だとこうなのか?
 固まったままの俺に構わず相手は話続ける。
「いや、分かんねぇっつの、何?」
 焦った俺は日本語のまま問い掛けるなんて阿呆をやらかして、
「えーっと、アイ、ドント、スピーク、イングリッシュ?」
必死に記憶を探りながら言い直した。最後が疑問系になった。だせぇ。
 それでも男はお構い無しだ。だから分かんねぇっつってんだろーが!!
 と怒鳴りそうになった所で、男の動作が変わった。身振り手振りで何か伝えようとしながら、拾ったバスケットボールを指して、それからゴールを振り返って。自分と俺を交互に指差す。
 何だ? バスケットしようってか?
 そう思える態度だった。唯一聞き取れた単語が「プレイ」だったと思う。
 おお、そういう事なら。
 言葉、というか話が通じた事に俄かに高揚していた俺は、カラオケで疲れ切っていた筈なのにテンション高く答えた。
「イエスイエスイエース!!」
 ――後で考えたらちょっと阿呆っぽかった。
 中学校時代はバスケットボール部で、これは自慢だが全国大会ベスト8の時のスターティングメンバーであった俺。高校に上がって見切りをつけて授業とお遊び以外でバスケからは離れていたが、男を見ていて秘かに身体は疼いていた。スリーオンスリーをしているメンバーが外人か年上とか知らん人間だった事から参加した事はなかったが、何時かまざりてぇなとか思っていたくらいで。
 そうと決まれば、と俺はコートへと入り込み、寒さを忘れて上着を脱いで、ワイシャツの袖を捲くった。
 嬉しそうに相手がパスを寄越してくる。
 久し振りのボールの革の感触にテンションが更に上がる。
 2,3度バウンドさせてから、人差し指の上でボールを回す。男がヒューと口笛を吹いた事に気分を良くして、そのボールを今度は肩甲骨で受け止めてみせたりする。
 その様子で俺の技術を見抜いたのだろう相手は、低い体勢で構えた。抜いて見せろという仕草で挑発されたら、燃えてくるのが男ってもんだ。
 舌でペロリと唇を舐めてから、俺も少し体勢を低くした。
 左に一度フェイクを入れて右から抜こうとするが勿論男はだまされない。ボールを反対の手に持ち替えてドリブル、ターン、一歩退いてシュートモーション――と見せて、ドライブ――おお、すげぇ。ついてくる。流石の身体能力だ。
 目が合うと男が笑った。
「〜〜〜〜〜〜」
 あ、また何か言った。多分褒められた。
 緩急をつけた攻めにも対応してくるから、かなり経験値が高いのだろう。やべぇ、興奮する。
 ブランクがあっても小学校低学年からチームに入ってバスケをやっていただけあって、ボールは俺の手に吸い付くようだ。少し衰えてたって腕前はそう変わっていない。といっても中学校の全国レベルだから、高校レベルに比べてしまえば幼稚に変わり無いのだが。大体男のレベルも想像がつく。
 ふ、と気が緩んで男が好機と手を伸ばしてきた所を、重心を低くしてバックターン、男の股下にボールを通して、男を抜き去る。
 危なかった!
 これで終いだとシュートに飛んだのに、何故か前に立ちふさがった男。後から飛ばれたのに完全にシュートコースが阻まれている。
 この感覚、ゾクゾクするっ!! 俺はそれでも後ろに仰け反り、片手でボールを放った。
 足をつくのと同時、シュパっといい音。
「っよしっ!」
 思わずガッツポーズが出る。よっしゃ、なまって無い。最高、俺最高!!
 ボールを拾いにいった男が戻り際また何か言って来た。うん、何か手放しで褒められてる感じだ。当然だ。「グレイト」だとか何とか分かりやすい言葉を選んでくれてるんだろう、何となく通じた。
「でもあんたも流石だよ」
ともう諦めて日本語で返したんだが、恐らく俺の笑顔とニュアンスで通じた筈だ。
 屈託無く白い歯を剥いて笑った男をまじまじと観察してしまった。
 今気付いたけど、この男そんなに年とってないかもしれない、と思う。笑った顔はひどく幼くて、肌とかも良くわかんねぇけど瑞々しい。着ているものから年代は窺えないけど、リストバンドはアディダスで俺が中学の頃に流行った黒地に赤の文字だ。それにベンチにおいてあるこの男のものだと思う鞄は、高校生が良く持つタイプで俺が背負ってたそれと同じメーカーだ。
 とすると、こいつもしかして。
「えーと……あんた、ユー」
「ミー?」
 男が自分を指して言うので頷いて、えぇっと、何だっけか。
「ハイスクール?」
 にぱっと笑った男が頷く。そういや地元にじゃないが、比較的近い所に国際スクールが出来た影響でここら辺に外人が多く住んでたようなと思い出す。
 ふーん。
 なんとはなしに二人でベンチに移動して、男が買ってきたスポーツドリンクを遠慮なく貰う。多分負けたから、みたいな事を主張してた(多分)。財布を出した俺を遮ったのでそう解釈した。
 つっても言葉が通じないから話なんて出来ねぇんだけど。
 それでもどうにか意志の疎通が出来て、分かった事も幾つか。
 まず名前はジェイク。もちょっと長ったらしい感じ。ジェイと呼べと言われた。アメリカ人でハーフでは無いらしい。学年は一つ上の二年生。そんで学校は件の国際スクール。
 俺も同じように高校名と学年と名前だけ名乗った。
 それからバスケットの話をした。いつからやってるのかって事と、今はやってないのかみたいな事を聞かれたと思うので答えた。それから今度スリーオンスリーに混ざってよ的な。

 それで、何で。

 何でこんな事に?

 今俺の唇は、ジェイのそれで塞がれていた。ベンチの背に両手をついて、その間の俺に覆いかぶさるようにして。目を閉じたジェイの睫毛が以外に長いな、なんてどうでもいい事を考えた。
 だって思考がついてこなかった。
 固く閉じた唇を柔らかい舌になぞられた。器用に割って入ってくるそれに歯をノックされる。
 キスは初めてじゃない。それが何を求めて動いているのかは分かった。歯茎を撫でる感触。顎に伸びてきた手に角度を変えられると、唇が開いて舌が進入してきた。
「うぇ?」
 頭がついてこなくて、素っ頓狂な声が出て。その隙間を縫ってキスが深くなった。
 慌てて逃げた俺の舌がジェイのそれに絡め取られる。
 何だ、何なんだこの展開はっ!!
 必死に頭を働かせて記憶を探る。
 とりあえず始終にこにこしていたジェイが、何かまた早口で捲くし立てて来たんだ。もう大概学習しただろって呆れて、俺は「分かんねぇよ」とか「何?」とかそんな言葉で相槌だけ打った。
 そしたらジェイが携帯を出してきて、それがドコモのモトローラーとかいう海外メーカーの携帯だったんだけど、どうやら番号の交換を求めてるようだったので鞄から携帯を出して応じた。つっても電話なんて多分出来ない。だって英語だから。メールも同じく。それでも今の俺のはっちゃけ具合からいったら、何でも楽しくて鷹揚になっていて、何時もだったら面倒だと絶対断るのに、すんなりと赤外線通信なんてしてた。
 それが終わるとまたマシンガントークが始まった。
「オーケー? ノー?」
と何やら尋ねられたから、「オッケー」と答えたんだ。咄嗟に。
 ――そしたらジェイの端正な顔が近付いてきて、ギョッとした俺をその腕の中に閉じ込めた。
 聞かれたのは「キスしていい?」とかだったんだろうか、と惚けた事を考えていたら、ああ、やばい――思考が浚われ出す。
「はっ」
 苦しくなって唇が離れた瞬間大きく息を吸い込むと、また唇が塞がれる。
 角度を変えて何度も何度も、ジェイの少し厚みのある舌が俺の口内を蹂躙した。顎まで食われる勢いで舌は淫らに蠢いた。
 飲み下せなかった唾液が首を零れていく感覚が、湿った身体に伝わる。
 逃れようと頭を捻ると頭の裏を押さえられて逃げ道を塞がれた。
 気持ち良い。コイツのキスは巧い、と思う。そんなに経験が多いわけじゃねーけど、俺らの年頃でここまで翻弄出来る奴ってのは珍しいだろう。
「ふぁっ」
 口ん中の上の方を撫でられると、思わず声が出た。女みてぇな甘ったるい声が男の口からも出るもんなのか、と変な感想が浮かぶ。
 ……って、待て! 感心している場合じゃねぇ!!!
 慌てて、ちょっと自分から絡めてもいたような気もする舌を引っ込めて、ジェイの肩を強く押す。
 そしたら、顔が離れて俺は酸素を一気に吸い込んだ。
「ゼ、ゼィ……って、ちょ、チョット待てこら!」
 それなのにジェイがまた目を閉じて顔を斜めにしてきたから、俺は上ずった声で叫んだ。両手で肩を押して腕を突っ張らして背を逸らす。でも背凭れのせいであんまり離れられない。
ジェイも負けじと力を入れて押してくる。ヤバイ、負ける。
 それでなくても弛緩しかけた身体は痺れていて、見る見るうちにジェイの顔がまた一寸先まで迫ってきた。
「ストーップ、ストップ!!」
 俺の抵抗は、聞き入れられない。今度は顔がちょっと下がって、首を舐められたっ!
「ひ!」
 見っとも無い。そう思ったのは俺だけじゃなくて、首元でジェイが笑った。その吐息が肌にかかり背筋がピンとなった。
 ヤバイ、これはヤバイ。何がヤバイって空気がヤバイ。
 目が合った時、ジェイの瞳は熱を孕んでいた。その中で脅えた顔して顔面を蒼白にしている俺の唇が、ジェイとの唾液でテカテカしてた。つまり、二人ともちょっとした興奮状態だ。
 それぞれの腕をジェイの手に拘束されて、銃を突きつけられて手を上げているような格好。俺の両足の間で膝立ちするジェイの足が、俺の中心を軽く押してきた。
「っ!」
 げぇ! 俺、勃ってる! 男にキスされて、キモチワルイどころか気持ち良いとか思っちゃって、挙句の果てにチンコ勃起させてるなんて、気違いとしかいい様が無い。
 クスクスと笑いながらジェイが何か言ってる。
 そのままやわやわと俺の股間を踏みながら、ジェイの唇が下りていく。
 鎖骨にねっとりとした感触が触って、俺の身体が震えた。
 これは本気でヤバイ。こいつは一体どういうつもりなんだ!?
 まさかコイツはゲイか? 青姦? 強姦? いや、OKと答えたからには同意したも当然なのか!?
 AVの見過ぎかもしれないけど、そんな想像が浮かぶ。俺が攻めで相手が女だったらこんな美味しい展開も無いわけだが。
 ――これは、どっちかっていうと危険な状態だ。
 軽い運動で汗ばんだ身体を、それよりも熱い舌が這う。暑さにシャツのボタンは第四ボタンぐらいまで開けてしまった馬鹿な俺!! ジェイの頭がどんどん下に下りていって、俺の視界でジェイのドレッドが揺れていた。
「うぉ!!」
 舌先が俺の腹をつーっと滑っていってまた上に戻ってくると、肌蹴たシャツの上から、な、何と!! 胸だ! 乳首を噛まれた!!
 掴まれたままの腕が強張って、握り拳を作る。
 緩急をつけて舐めたり齧ったり突いたり、左の胸に奇妙な感覚が走る。じんじんと痛い。
「っ、っ……!!」
 どんどんと身体の内側から湧き上がってくる快感に堪えるように目を瞑ってみて、そうする事で逆に鋭敏になった感覚がジェイの動きをリアルに伝えてくる。
 乳首を舐められるなんて経験は初めてだ。女を抱く時に責める事はあっても、自分がされた事なんて無い。尖った胸を甘噛むと悶える女をはしたないななんて思ってたのに、今はそれが自分だ。
 こんなにも気持ち良いものなのか、この部位は。
 乳首と分身を刺激され続け、俺は陥落寸前だった。
 気持ち良い。ヤバイ。流される。
 解放された手は無意識に支えを求め、近くにあったものに縋りついた。それがジェイの背中だと気付いたのは、ジェイの吐息が頬を掠ってからだ。
 ちゅっと音を立てて頬を吸い、濡れた唇が俺の唇を奪う。
 空いた両手は胸の突起をそれぞれ弄り出した。舌とは違う、器用過ぎる指の動きは、俺の立ち上がった乳首を押し潰してこねくり回した。膨らみも無い胸を包む掌はじっとりと汗ばんでいる。
「はっはっ」
 俺は激しい責めに我を忘れてジェイにしがみ付いた。
 やがてジェイの手が俺の分身に触れた。
「!?」
 やんわりと包み込み、立ち上がった先端を指先で突くとズボンの中でそれが震えた。ズボンの上からチンコの輪郭をなぞる動き。
「んぅっ」
 それからカチャカチャと俺のベルトを外しにかかった。
 いや、待て! それは本当にヤバイぞ!!
 乱れた吐息の中、声にも言葉にもならず、ジェイの瞳を必死に見返した。やめてくれ、そう懇願している筈なのに。
「ぁっ!!」
 ジェイに身体を預けていたから彼が少し立ち上がるとベンチの上から腰が浮き、パンツ毎ズボンが引き摺り下ろされた。窮屈なズボンの中から飛び出したチンコの開放感に、俺は甘ったるい声を出してた。
 外気に曝されたチンコは先走りで濡れていて、陰毛が張り付いている。しっかりそそり立った俺の分身は、素直だ。直に触られて更に大きさを増した。
 ジェイの大きな掌は躊躇いなく俺のモノを掴み、扱き上げる。丁寧でも無い性急さでただ上下に擦る動きなのに、それまでの快感から爆発的なまでに欲求を満たすものだった。ずるずると背凭れを滑りだす俺の身体は肩甲骨の辺りから曲がる状態になって、腰が辛うじてベンチに乗っているような体勢だ。ジェイの方はベンチの下に膝立ちになって、何時の間にやらズボンを下ろしていたジェイのチンコが俺の中心の近くに見えた。
 ――すげぇ。筋張った黒々としたチンコだ。後光が差して見える程立派なモノだ。とにかくでかくて長い。日本人のそれと外人のそれは出来が違うと聞いた事はあったが、実際にお目にかかる機会は無かった。洋モノのAVは趣味じゃないし、何より男のモノをそんなにマジマジと見るのは御免なのに目を逸らせない。
 それを目にした瞬間、ごくりと生唾を飲み込んだ俺。
 ジェイは俺と自分のチンコを一緒くたに握った。
「っあ!!」
 脈打つ自分のものとは違う異物。
「ふっ」
 ジェイが秘かに吐息を漏らして、二つ一緒に扱き出す。
「タケル……」
 艶めいたハスキーな声が、初めて俺の名を呼んだ。その甘い響きに、背筋が震える。
 人工灯の灯りに照らされて、目の前の光景が卑猥な色を帯びる。
「っは!! あっ!」
 絶頂が近い。
 親指に先端の割れ目をぐりっとされて、俺はついに。
「っつ、うっ……」
 喉で声を殺しながら、達してしまった。







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