草間興信所「青春の必然」

◆個別作品/気まま窓明け/永続的◆

「ちょ、ちょちょちょちょ、待った!! 待ったってあんた!!!」
 駅のホームで大声を発する草間・武彦は、否応無しに目立っていた。
 手を眼前で振りながら、にじりにじりと後退する腰は引けている。奇異な視線は彼だけに向けられ――相対するものが、誰一人見えていなかった。

 だが武彦には、そんな事に構っている余裕は無い。気を抜けば武彦の相対する【幽霊】は、腰にしがみついて揺すっても剥がれやしないのだ。
 変なものに目を付けられてしまったと嘆いても後の祭り。
 ここで是と頷かない限り、草間にとり憑くと囁くソレ――。
「ああ、わかったよ!! 協力する! するからっ!!」
 脅しとばかりに線路に引きずり込まれそうになって初めて、武彦はまいったと手を挙げた。

「お前に頼みがある」
 草間・武彦から依頼の申し込みを受けて、【アナタ】は興信所を訪れていた。苦々しく笑う武彦に先を促すと、彼は頬を掻いて視線を明後日の方向に逃がした。
「依頼主は、誤って線路に落ち事故死した奴で……まあ、地縛霊なんだが。そいつが駅で見かけたお前に惚れたらしい」
 【アナタ】は武彦の言葉の真意を掴みきれず小首を傾げた。幽霊と言えど、元は人間だ。感情は残っていておかしくない。それが自分に好意を示してくれても、然りだ。
「何でもそいつは一度も味わえなかった青春を謳歌したいらしく……つまり、お前とデートがしたいらしい」
 つい、と彼が指差した扉の前に、いつの間にかソイツはいた。
「ツテで人型の人形を借りた。――人間にしか見えないが、中身は死人だ。奴とデートしてくれ。依頼料もねぇ。デート代もお前のポケットマネーで!! 承諾してもらえねーと俺が呪い殺される……!」
 最後には縋る様に手を伸ばしてきた武彦に、【アナタ】は的外れな事を一言だけ。
『謳歌したい青春がコレ?』
「何でも、恋愛は青春の必然らしい!!」
 ――半べぞの武彦は、あまりにも憐れ過ぎた。


※相手の年齢・性別・性格に至るまで、またデート内容等、もしご希望があればプレイングにどうぞ。無い場合はなちの独断と偏見で相手を作ります。




草間興信所「present for you」

◇NPC/ゼロ→時雨・ソウ

「――零ちゃんに、プレゼント!?」
 所内でうんうん唸る草間・武彦に声を掛けた所、武彦は神妙な顔で言った。
「そうなんだ。もうすぐ零がウチに来た日になるんだが……」
 いつも有難う、という気持ちで何か上げたいらしい。母の日のようなものか。
「何を上げれば喜ぶのか、皆目見当がつかない。あと、金も無い」
 年頃――というのは可笑しいかもしれないが、若い娘の欲しいものが武彦に考えつく筈が無い。そういった男であれば今頃結婚の一回や二回出来ている、筈だ。
 そして何より、貧乏である。ブランド物やちょっとお洒落なものなんて買える筈も無く。
 どうしたら良い、と相談されて、時雨ソウは頭を掻いた。草間同様、その手の技に優れていれば、ソウとて今頃片思いの相手を手に入れている。
 【ゼロ】という名で興行するサーカス団の軽業師である彼は、時々興信所に土産を持って遊びに来る。武彦にとっては煩わしいのと同時、生活の糧となる土産を楽しみにしていた。
「零ちゃんなら、何でも喜んでくれるんとちゃう?」
「それは分かってる」
 即答だ。だからこそ悩んでいるらしい。
「成程な……。せやったら、あれは? 料理代わりに作るで、とか」
「……それ去年やった」
 どうも今年も同じでは嫌らしい。それに何より、「零のメシの方が美味いし」。そこは気持ちが勝るというものだが、兄としてのプライドが許せないとか。
「アホか。ほんだら、どうすんねん」
「だから悩んでるんだろ!!」
 腕を組んだ草間に並んで、ソウも首を捻った。そうする事でどうにか名案を浮かべようとする。
「……とりあえず、内緒でパーティーでも開いたらどうなん? 零ちゃんの為やったら、喜んで集まってくれる奴おるやろ。プレゼントはそいつらに任せて、武彦はド派手にパーティーかましてやったらええんちゃう?」

 ――そんなわけで開かれる、「零ちゃん有難うパーティー」。




草間興信所「草間さん理解度チェック」

◆シリアスにはなりえない気がします◆出来るなら永続的に◆

 ある日の、草間興信所。
 所内に武彦の姿は無く、在るのは、興信所にとっては顔見知りの面々の姿だった。
 特に依頼があって集まっているわけでも、ただ何となく武彦をからかいに来たのでも無い。今日の目的はズバリ、「草間武彦理解度チェック」だった。
 これがどういうものか、あえて説明する必要は無いだろう。
 誰が言い出したのかは分からない。よっぽどの武彦スキーか、暇人かが、誰が一番草間武彦を理解しているのだろうと疑問に思ったのが始まりだった。
 まあ、だからと言って何があるわけでも無い。実際の所答え自体があるわけでは無いのだから、勝手にチェックし合って勝手に納得して帰るというだけの、趣旨も目的も曖昧なものでしかないのだ。
 逆にそんなの武彦じゃない、と失望する事もあるし、誰の話だと納得出来ない事もあるだろう。他の誰かと意見が一致する事も、100%食い違う事もある。
 なのでやはり、暇人が、暇潰しとして作り上げた最早『遊び』の一種なのだと思われる。

 ただ参加者の中で、草間さんへの理解が高い人として尊敬される――かもしれない。


 そんな、ある日の出来事。



※詳細(必ず確認して下さい)
・ほとんど会話集的な流れになると思われます。どんな内容になるかは分かりません。どう終われるのかも、分かりません。
・「草間さんはこういう人」「草間さんはこれが好き」など等を、必ず5点挙げて下さい。そしてそれに纏わる出来事だったり、草間さんについて熱く語りたい内容があれば書いて下さい。
・その5点がそれぞれ他の参加者と一致するとポイントが得られ、ポイント数によって順位を決めたいと思います。例えば
草間さんはヘビースモーカーだ → と思う人が貴方以外に2人いれば2ポイント、3人いれば3ポイント、いなければ0ポイント。
・この他にライターにとって面白い展開があれば、何か称号(アイテム)を作りたいなとか思ってます。

※称号(アイテム)の例
・草間さん理解度チェック・称号『チャンピオン』
・草間さん理解度チェック・称号『実は草間さんを馬鹿にしてるだろ』
・草間さん理解度チェック・称号『ストーカー』




草間興信所「幼き懺悔」

◆シリアス◆

 その日草間興信所を訪れたのは、初老の男性だった。
 彼は幼い頃に住んでいた『八朔村』という名前の山奥の村を探して欲しいという依頼で、やって来た。
「何分昔の事なので、詳しくは覚えておらんのです。八つの沼が名前の由来で、山崩れで村は埋もれたという事だけは記憶にあるのですが」
 何故今になって、と草間が問うと、老人は続けた。
「最近、その頃の夢を毎晩見るのです。村の、というよりは一人の少年が繰り返し繰り返し出てくるのですが」
「少年?」
「お恥ずかしい話ですが、当時私は泣き虫のいじめられっ子でした。都会の病院に母が入院していて、私は父方の祖父母の家がある八朔村で、途中から暮らす事になりました。都会のもやしっ子と言われ、母の代わりにとぬいぐるみを持っていたのが更に相手を助長させました。夢に見る少年は、私をいじめていた一人で――」
 それこそ今更になって何故そんな彼を夢に見るのか、老人自身分からないと言う。あまりに記憶が薄れてしまっていて、夢の中の少年が最初、誰かも分からなかったくらいなのだ。
「ただ私と彼の間で、その母の代わりのぬいぐるみを巡って諍いがあったのを覚えています。その後都会に私が戻る事になる数日前に、彼が行方不明になっていたのも。……今、彼がどうしているのかは、私には分かりません」
 それからの日々が慌し過ぎて、老人の幼少期の八朔村での思い出はあまりに少ないようだった。それでなくとも思い出したくない日々なのだろう。
「しかし、村探しにウチをご利用になるとは……」
 老人の家から何時間もかけて来るには、草間興信所は特に有名ではない筈だ。そもそも村の名前が分かっているのだから、村探しくらいは簡単に出来よう筈だ。
「村が長野の山奥にあるという事までは突き止めたんですが、崩れた山に埋まって流石に仔細までは分からず仕舞いで。ただ気になるのは、夢で彼が『八朔村へ帰っておいで』と私を呼んでいる事。そして何か、思い出さなければならない気がしてならんのです」
「成程ね。まあそういう話なら、確かにウチに適った依頼ではありますね」
 悪くない内容に、草間はニッコリ笑って依頼を受けた。





草間興信所「不自然な草間氏」

◇NPC/ゼロ→時雨・ソウ

「武彦がおかしい!?」
 目の前で神妙に頷く零を尻目に、突然呼び出しを掛けられた時雨・ソウは肩透かしを食らった気分になりながら、額の汗を拭った。
「何や、焦らせんといてー零ちゃん。武彦が変なんなんて、何時もの事やないの」
 兎に角今すぐ来て下さい、とにべも無く呼び出されたソウは、仕事を放って来たというのに。今は休業中だが、ソウは人気のサーカス団ゼロの軽業師である。鍛錬は怠れない。先輩に頭を下げながら一にもニにも無く急行して、これか。
「でも、今回は一段と酷いんです!!」
 妹にこんな事を言わしめる武彦に少しだけ同情しながらも、ソウの言葉にも容赦が無い。
「あん人が落ち着き無いのも、ドジなんも、抜けてんのも、何ややらかすんも、何時もの事や」
 その度合いが酷すぎるという零。
「何か隠そうとしてるっていうか、私の顔を見ないというか、兎に角全部が不自然なんです!」
 極め付けが、煙草。以前禁煙に失敗してから、開き直った様に煙草はやめないと豪語した武彦だ。勿論家計に響く時分には禁煙を余儀なくされるのだが――そういう理由で一時的に煙草を没収していたら、あまりにソワソワして可愛そうになったので煙草の箱を机の上に置いておいて上げたらしい。
 優しい妹だ。
「なのに兄さんたら、煙草に気付かなかったのか、手をつけなかったんです!」
「それはオカシイ!」
 武彦の賎しさは半端では無い。煙草に対しては、比にならない。ソウが上着のポケットに煙草を入れていた時なんかは、その微かな盛り上がりで中身を推測されたものだ。
 それが何の死角も無い目の前のテーブルにあって気付かないなんて、
「明らかにオカシイ!!」
 そんな理由で零の訴えに頷いたソウに苦笑しながら、零はその他の武彦の不自然さを上げていった。
「この間買い物に行った時には、玄関のドアやお店のドアを開けて待ってくれたり、歩道側に立ってくれたり、荷物を持ってくれたり――今まで、そもそも店に付き合ってくれる事も稀なのに、最近は何時もで」
 ただの少女で無い零の事だから、あまり女の子扱いは必要ないのに、何故か非常に紳士的。
「依頼の電話への対応が異様に丁寧だったりとか。あ、後座る時の姿勢がすっごく良かったり。――かと思えば、何時も通りになったり。でもこう、落ち着きが無いのは変わらないんです!」
 どうにもそれが気になって、零本人、落ち着けないのだった。




草間興信所「前世占い」


 今回の依頼人は女子高生。最近の学生はジャケットの下にスエットを着ていたり、柄モノの靴下を合わせていたりと奇抜な制服姿を披露しているが、彼女も紺地のセーラー服にヒョウ柄のキャップをかぶった居で立ちで興信所に訪れていた。
 制服はスカート丈が短いという事はあるが普通に着ているのに、勿体無い。人様のセンスにケチをつけるわけでは無いが、武彦はそんな事を思った。
 女子高生は神妙な顔つきで口を開く。
「前世占い、って……ご存知ですか?」
 世の中には手相から始まって、血液型占いや星座占いや十二支占い等など様々な占いが溢れている。武彦が頷くと、女子高生は更に続けた。
「友達とカラオケして盛り上がった帰りに、閉店後のスーパーの前で前世占いしてるおばあちゃんに会ったんです。で、金額が百円で安かったから、友達と二人で占ってもらう事にして。そしたらアタシ、前世は忠犬ハチ公みたいな犬だったって言われたんです」
「……ははぁ……」
「引越しの時に公園に置き去りにされて。迎えに来るっていう飼い主の言葉を信じて待って、でも迎えなんて来なくて死んじゃった、っていう……」
「……成程……」
 武彦の相槌はどこまでも軽い。
「占い自体は遊びだったし、面白かったから良かったんです。でも、その次の日に……」
 言って、おもむろに帽子を外す女子高生。その頭には、茶気の犬耳が生えていた。押し潰されていた耳がぴょこんと跳ねて、注いでピクリと動く。
「………」
 呆気に取られた武彦が、口を大きく開けて固まる。別段、姿形に驚いたわけでは無かった。知り合いに妖狐だとか人狼だとかも居るのだ。
 ただこの時の武彦の思考は、最近の女子高生のセンスはほんと分からん――などと言う、主旨を逸脱したものだったので。
 半泣きで女子高生は続けた。
「あたしどうしたらいいか分からなくって。そのおばあちゃんも探して見たんだけど、スーパーでも会えなくて!! 友達は何ともないのに、あたしだけだし……」
 それに、
「何だか妙に、鼻が利くんです。電車通学なんですけど、本当、堪えられなくって……」
 眉間に皺を湛えたままの女子高生が、窓開けてくれませんかと申し訳無さそうに言った。


 

草間興信所「餓鬼の悪戯」

草間興信所「夢の足跡」

草間興信所「bella donna」

草間興信所「反魂香」

草間興信所「不浄の者が来る」

草間興信所「操り人形〜武彦の受難〜」

草間興信所「上へ参ります」

◆アトラス「下へ参ります」・ゴーストネット「ドアが閉まります」と同時・同事件◆


アトラス編集部「送り犬」


 月刊アトラスで【土地の妖怪】という特集を組んだのは、先月の話だ。何号かに一回、神話や民話として土地に伝わる妖怪にスポットを当てる、という、まあそのままの内容で。
 この記事に関しては優秀なアルバイトにほぼ任せきりだった。現地に飛んで地元の人間に話を聞くとか、図書館で本を見るとかぐらいの簡単なものだ。
 まずまずの滑り出しに、再来月もお願いね、とそのアルバイト・灰神に頼んだのは昨日の事だ。
 その彼が神妙な顔で、手紙を抱えてデスクにやって来たので、碇・麗香編集長は気を揉んだ。
 記事に対するファンレター自体も灰神に直接届く手筈になっていた。しかし、思いがけず多くの手紙を受け取ったと、喜ぶような態度ではとても無い。
「……クレーム?」
 まず考えたのは、それ。無理な現地調査への叱責などが考えられる。
 しかし、灰神は首を振っただけで。
「まあ、見て頂けますか」
 押し付けられたのは恐らくその手紙のコピー。分かりやすいように重要な所に赤線が引かれている。その為にコピーを取ったのだろう、その辺りをとある社員にも見習ってもらいたいものだと心中で思いながら、碇編集長は用紙を受け取った。
 赤線を引かれた部分を抜き出すと、

同一事件が14件。
内、重傷者2名。
赤松山道、宝山、帝町山道にて。
山犬被害多発。
山狩りを行うも、手掛かりなし。

「……これ全部、妖怪【送り犬】の現地調査に行った村からの手紙で、コピーは女子高生からの手紙の一部ですが、どうやらその文言で新聞に載ったようなんです。掻い摘むと、雑誌が発行されたすぐ後から、その送り犬の伝承通りの事件が多発しているという事らしいですね。場所は全部同じです。赤松三道から宝山に入り帝町に続く山道は一本道なので」
 送り犬というのは、夜中に山道をついてくる犬の妖怪である。それが例えば、転ぶと襲い掛かるとか、問答無用で襲い掛かるとか、突き倒そうとするだとか、動物が狼だとか鼬とされる場合があるが、それは地域で若干異なりはすれど、東北地方から九州まで幅広く伝わっている。
「……それをウチのせいにされても困るけど」
 灰神が苦笑する所を見ると、彼にも関連性が見えないという事なのだろう。
 ただ記事にしただけで非難されるのはたまったものでは無いが、汚名を返上する為には、どうにかこの件を解決する他ないようだ。


 


アトラス編集部「操り人形〜三下の災難〜」

◆NPC→三下・忠雄、碇・麗香、碧摩・蓮◆

 ある日、三下・忠雄がアトラス編集部で何時もの如く悲鳴を上げていた時の事である。
 こき使われている、という言い方はあれだが、能力以上の仕事を後から後から放ってくる碇・麗香編集長に、毎日半泣きで応じている三下。
 その彼の元を、赤峰という青年が訪ね――もとい、遊びに来た。
「よう、三ちゃん。今日も元気にお仕事してるかー?」
 へらへらと笑いながら右手を上げる赤峰。その目が編集部を見渡して、碇が留守である事を確認する。
「ちょっと、これ見ろよ。この人形さ……」
 おもむろに三下の机に、人形を乗せる。一世を風靡したリカちゃん人形のようなものだ。
「碇さんにそっくりじゃねえ?」
 きつい目元といい、勝気な口元といい、長い黒髪をバレッタで止めている姿といい、着ている服装まで、碇麗香そのものである。似ている、なんてものじゃない。
「うわぁ、これ編集長だ……」
「だろう? これ、お前にやるからさ……碇さんにいじめられた時は、こいつをこう、」
 言いながら摘み上げた人形の手をぐるぐると回してみたり、両の掌を器用に使って頬を挟んで潰してみせる。
「本人には出来ないけど、こうすると、ちょっとはストレス解消出きるんじゃねーかとな」
 それだけ言って、赤峰はあっさりと編集部を後にした。

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 赤峰は跳ねるような足取りで、アンティークショップ・レンへと足を運んだ。実は先程三下にあげた人形は、このアンティークショップ・レンでもらったものなのである。店主である碧摩・蓮が大量に買い込んだそれの一つをくれると言うので、中から碇編集長にそっくりな人形を有難く頂いたのだ。
 自分としては三下の為にいい事をしてやった、という気分で、それを報告したくなった。
 ――ところが。
「あ、赤峰。今あんたに連絡しようと思ってたんだよ」
 扉を開けて店内に入った瞬間、何時になく焦った蓮の様子に、赤峰は片眉をあげた。
「あんたにさっきやった人形なんだけどね。もしかしてあんた、アトラスの碇さんそっくりの奴、もっていかなかったかい?」
「あーそうそう。三下にあげちまったけど……まずかった?」
「まずいも何も!! あれはね、あたしが碇さんに見せる為に彼女の髪の毛を中に入れた奴でね!」
 蓮の言う所には、その人形というのは中に髪の毛を入れる事で、その人そっくりに変じるものなのだという。それだけで無く、人形はそうする事で本人の分身の如き存在になる。例えば人形を焼けば、本人まで焼けてしまう、という風に。
「げぇ!!」
 慌てた赤峰がすぐさま三下に電話をかける――が。
「やばい、外回りに出たらしい! しかも、本人に連絡がつかん!」
 いや、そもそもだ。三下の目の前で自分がその手をぐるぐると回してみたあれも、そのまま本人に反映されているのでは無いだろうか――そう思うだけで赤峰の身体にも震えが走る。
 恐怖に駆られた赤峰は、三下を探すために再び店外へ飛び出ていった。



アトラス編集部「下へ参ります」

◆興信所「上へ参ります」・ゴーストネット「ドアが閉まります」と同時、同事件◆

アトラス編集部「アニミズム」

アトラス編集部「魔女裁判」

アトラス編集部「屍通り」

アトラス編集部「天神島」



ゴーストネットOFF「未来からの手紙」

◆個別◆永続的◆

投稿者:SAKI
未来からの手紙って、知ってる?

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投稿者:匿名
未来の自分から手紙が届くってやつだろ。内容は、今日に対する事。不幸があるから気をつけて、とか、ある転機の話とか。まあ大概が、過去の後悔とかの清算みたいなさ。

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投稿者:SAKI
そう。あたしの友達にも実際それが来たんだけどね、彼女たちの悪い手紙だって捨てちゃったらしいんだけど、どうもその通りに事が起きて、で、今入院中なの。そのおかげで大事なオーディションに行けなくなっちゃって――未来にどう影響したかは分からないけど。

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投稿者:タクミ
俺も来た。しょーも無い内容だったから、未来の俺が後悔するような事だとは思えないんだけど。あ、結局回避は出来なかった。

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投稿者:チカ
私のイトコにも、来ていたみたいですよ。大好きな女性への告白で、赤い薔薇の花束は痛いから止めろっていう手紙だったらしいんです。それで試しにピンクの薔薇にしてみたら――結局振られたんですけど。イトコの趣味が悪いだけの話です。

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投稿者:SAKI
どう対処しても、どうやら結果は同じ――っていう話ばかりなんだけど。手紙と違う結果になった人はいるのかなぁって気になっちゃって。
だから、もし未来からの手紙を受け取った人には、ぜひ回避する方向で試して欲しいな!

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 ――あなたの元に未来の自分からの手紙が届く、ある日の話。




ゴーストネットOFF「隙間の話」

【隙間】 投稿者:匿名 19:28

 私の住んでいる市の、ちょっと面白い怪奇現象(なのかな?)を一つ。

 昔の武家屋敷を取り壊して、その土地に公園が出来たんだけど。蔵だけはまだ綺麗で、そのまま残っていて。中は一応トイレなんだけど、トイレの一番端っこに奇妙な隙間があるの。蔵の建造上どうしても壊せない壁、らしいんだけど、その壁と壁の間に細身の子だったら入れるかなっていう隙間。それをね、五分ぐらい眺めていると、何でだかその隙間にはまりたくって仕方なくなるの。で、結局欲求に負けて隙間にはまっちゃうっていう……。

これはただの噂だから本当かは分かんないけど、以前太った女の子が、隙間の幅に入るわけ無い体型なのに、どうやってか隙間にはまっちゃった事があるんだって。女の子の左右から壁を押し付けたんじゃないの?っていうくらいギュウギュウにはまってたらしい。はまったは良いけど当然のように出られなくって。その彼女はしばらくトイレで生活して、頑張ってダイエットして、痩せたらやっと出てこれたって!

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 怪奇情報が毎日のように書き込まれる、ゴーストネットOFFの掲示板。それを根城にしているインターネットカフェで眺めていた瀬名・雫は、大きな目をこれでもかという程見開いた後、隣に座る友人を呼ばわった。
「ね、これ見て。すっごいウケるよ〜☆」
「うわ、ありえないー!!」
 机の上に身体を乗り上げて画面を凝視する友人も、記事を読むなり吹き出して
「これ本当だったらダイエットしたい人が殺到するんじゃない?」
 画面をスクロールして行くと、その記事にレスがついていた。

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Re:【隙間】 投稿者:ハルキ 21:51

僕の姉が、その太った女の子が隙間にはまっている写真を持ってます。見に来ますか?

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「……新手のナンパ? マジ?」
「うわ、見たいー!!」
 大興奮の雫は友人の背をバシバシ叩く。
「これはもう絶対調べるっきゃない!」




ゴーストネットOFF「花社」
ゴーストネットOFF「ドアが閉まります」
◆興信所「上へ参ります」・アトラス「下へ参ります」と同時、同事件◆

ゴーストネットOFF「海座頭」
ゴーストネットOFF「神隠し」


アンティークショップ・レン「to be continue?」


 真っ暗な部屋だ。狭い四畳半。厚いカーテンに締め切られ、太陽の明かりは一切入らない。
 人工的な灯りが、部屋の壁際で明滅した。
 どうやらテレビの灯りだ。真っ黒い画面の中央で、「GAME OVER」の文字が躍り、右下で小さく「to be continue?」と次の選択を促している。
 けれど部屋には誰も居ない。
 ゲーム機にはソフトが刺さったまま。コントローラーは引きっ放しの布団の上に投げ出されている。
 ――それだけだった。

「……幻のゲームソフト、ねぇ?」
 碧摩・蓮は手渡されたゲームソフトの両面を何とわなしに眺めながら、興味無さそうに呟いた。
 ソフトを売りに来たのは、蓮にとっては馴染みの黒鹿という名の青年だ。彼が持ってくるものは何時も曰くつきのものばかりである。
 最も、蓮が店主を務めるアンティークショップ・レンで扱うのは、等しくそういった類の商品ではあるのだが。
「創作会社が倒産して、世に出る事がなかった作品だ。そのショックの余り創作者が自殺しちまったっていう噂もある。それがどういうわけかネットで売買されて。相当難しいっていう噂が付き纏って、ゲームマニア達がこぞって話題にした。何人が挑戦したかは知れない、ただクリアしたのは、恐らく一人だけなんだ」
 その一人、というのが黒鹿にゲームを譲ってくれた男だ。
「推理ゲームって言えばいいのかな、数学ゲームに近いかもしれない。偉く難解な問題を解きながら、犯人探しをしていくっていうゲームで。クリアした一人が、エンドロールを見ていた時だってよ」
 テレビの内側に、まるで人が入っているような錯覚を覚える現象だった。ドン、という衝撃と共にテレビが揺れ、まず真っ黒い画面に手形が浮かんだ。それから押し付けるように、人間の顔。ガラスケースに引っ付いて、こちらを見ているようなそれ。恐怖に歪んだ泣き顔が、酷くリアルで。
 呆気に取られる彼に、テレビのスピーカーを通してというより、テレビの内側からくぐもった声が言った。
「助けてくれ」
と。その一人に頼んでもう一度ゲームをクリアしてもらって、黒鹿も同じ画面を確認したのだ。
 今までそういう話を聞いた事が無かった為、恐らくクリアしたのは彼だけなのだと推測した。それから彼とソフトの取引をした相手を探したが、そんな相手は存在しなかった。
「奇妙なんで、ちょっと調べてみたんだけど――どうにも、このゲームに挑戦したと思われる人間が、行方不明になってるみたいでね」
 気になるから持ってきてみた、とあっけらかんと笑う黒鹿に、蓮は大きく溜息をついた。




アンティークショップ・レン「アヌビスの仮面」

 アヌビスの仮面、というものがある。
 アヌビス、というのは世に知れ渡るエジプト神話に登場する冥界の神の事で、頭部がジャッカルの姿をしたその絵姿も有名だ。
 ようはそのジャッカルの顔を模した仮面の事だ。
 ミイラの製造などを行う神官が作業の際につけるものなのだが、碧摩・蓮が手に入れたそれは古いものながら保存の良い状態だった。安価で手に入れたというのに手放す時には高値で取引出来たので、当日の蓮は大変ご機嫌だった。

 それから数ヶ月、最早蓮の頭の中から、アヌビスの仮面等という存在が忘れ去られた頃。

 一つの電話が、蓮の頭を痛ませた。
 電話の相手はアヌビスの仮面を販売した二十代後半の男性だ。開口一番「どうしてくれるんだ!!」と怒鳴りつけられ、その後は泣いているのか酷く聞き辛いものだったのだけれど。
 某月某日、アヌビスの仮面を手に入れた男は当初の目的通り仮面をインテリアの一部として壁に飾っていた。しかし数日前、興味本位でその仮面を顔につけてみた所、仮面が取れなくなってしまった。――これはけして蓮のせいでは無い。
 問題なのは、その後だった。仮面をつけてからこの方、夜になると何故か墓を荒らしている自分がいるのだという。土を掘り起こしている所で正気になる事もあれば、朝目覚めた時に泥だらけになっている事もある、という話で。
 そう聞いて、蓮はそれが何故安価で手に入ったのかを悟った。つまりは、曰くつきだから。
「……どうにもまいったね……」
 そのままにしていてはショップの評判に関わる。どうにかして事態を収束しなければいけない。




アンティークショップ・レン「幼獣の檻」
アンティークショップ・レン「ツァーリのレガリア」
アンティークショップ・レン「孔雀の羽」
アンティークショップ・レン「懐中時計」
アンティークショップ・レン「石膏の腕」

神聖都学園「追いかけっこ」

 教師、というのはストレスのたまる仕事である。好きで教職についたとはいえ、神聖都学園音楽教師の響・カスミも、時々その勤めに嫌気が差す事もある。向いてないのかな、と悩む事も然り。泣きたくなる事も多々ある。
 生徒に不満は無い。時々困った生徒も騒動もあるけれど、そんなものは些細な事だ。
 学園にも不足は無い。苦手な怪奇現象に見舞われても、この学園で働ける事に誇りを持っている。
 結局は日々を過ごす中で、折り合いがつくのがこの二つのストレスだった。
 けれど、唯一。堪えられないのが教頭のお小言だ。さり気無く、痛いところを、ネチネチと長々と、説教する教頭――笑って流すのにも限度がある。毎日飽きもせず「教師のありかた」を説いては、カスミがいかに未熟であるかを延々語るのだ。まったく勘弁して欲しい、とは思いながらも上司であるから反論は出来ない。
 実はこの教頭に対してのストレスが一番厄介だった。
 それでもカスミは教頭への不満を日記にぶちまける事で、何とかやり過ごして来たのだ。

 ところがこの日記帳を誤って学園に持ってきて、落としてしまったからさあ、大変。

 しかもそれを、学園の、怪奇現象の一端である少年に拾われてしまったから事は重大だ。
 初等部の制服を着た、白い髪の毛に赤い目から【白兎】と呼ばれる少年は、時々何処からともなくあらわれて、学園に危機をもたらす。
 本人は「暇潰し」に遊んでいるつもりなのである。ただそれが危うく人死にに発展しそうになったり、カスミの首が飛びそうになったりするので、たまったものでは無い。
 今日も今日とてカスミの目の前で日記帳を団扇代わりにしながら、
「これ、教頭センセに渡したら、どうなるのかな」
 と楽しそうに笑って言うのだ。教頭の目に晒されたら、確実にアウトだ。クビになっても困る。だが学園に残れたとしても、教頭の相手に困る。
「お願い、返して!」
 カスミが半泣きで懇願すると、白兎は更に笑みを深めた。可愛いというより、邪悪な笑顔にカスミの背筋を冷たいものが滑り落ちた。
「返して欲しかったら、僕から奪ってみなよ」
 くるり、と反転する白兎をカスミは止められない。止められないのは、白兎がただの子供では無く、異能者であるからで。何の力も無いカスミは、その能力を何所かで恐れて近寄れない。
「早くしないと、教頭センセに見せちゃうよ!?」
 跳ねるようにして白兎が走り出す。その声は心底から楽しそうだ。
「だ、誰か、あの子を捕まえてー!!」

 廊下に崩れ落ちながら、カスミは泣き叫んだのだった――。


※白兎は少年の姿をしていても、長年学園に住み着く妖怪のような存在です。容赦せず、徹底的に、能力を最大限発揮して追いかけてやって下さい。そうする事で白兎は満足します。




神聖都学園「慟哭のピアニスト(仮)」
神聖都学園「デリート」

あやかし荘「通り雨」
あやかし荘「ダリアの眠る頃」
あやかし荘「春の讃歌」
あやかし荘「君が死ぬまで」


異鏡現象〜異界〜「ある日、幽霊と。」

◆萌葱町サーカス団―ゼロ―◆NPC→時雨・ソウ、逆月・蒼、皇帝◆

 サーカス団【ゼロ】の軽業師、謙虚のなせるわざなのか本人が言うには軽業師見習いの時雨・ソウは、【ゼロ】の賄いであり皆の妹分である逆月・蒼に絶賛片思い中である。
 しかしそんな彼の思いは、本人にはちっとも伝わっていなかった。逆月がありえないくらいに鈍感である、というのも理由の一つであったが、時雨自体が大っぴらにアプローチ出来ないのもその原因だった。
 時雨本人は、イケイケ思考なのだ。デートに誘うのも美辞麗句を紡ぐのも、手馴れたもの。気持ちはストレートに、が心情。それなのに何故、逆月にそれが出来ないかというと。
 時雨の背後に纏わりつく、霊魂達のせいで。
 生れ落ちた際から霊が見える、話せる、祓えるという能力に特化した彼は、どうにも霊と波長が合いやすい。合い過ぎて危険から守護してくれるという意味ではとても有難いのだが、好かれ過ぎて逆月にアプローチしようものなら彼らの邪魔が入ってしまうのだ。
 二人の間に流れる空気がピンク色になりそうになると、全力で阻止しようとする――そしてその姿が具現化されるだけで、お化けや妖怪が大の苦手である逆月は、普段の鈍重さが嘘のように脱兎の如く逃げ去るのである。
 そんな迷惑な霊魂達を祓わないのは時雨の優しさであり、それが更に霊魂達に好意を抱かせる――というのは本人の知らない話。
 しかし、時雨も馬鹿では無い。霊魂に対抗するようにあの手この手を使って霊魂を引き剥がし、逆月とのデートを強行する事も出来るようになった。

 今日もそうして。
 あなたに霊魂達を見張らせて、時雨は逆月と楽しく屋敷を出て行った。

 けれどそれで大人しく引き下がる霊魂達では無い。
 彼らはあなたに、こう提案して来たのである。
【一緒に、二人のデートを邪魔しに行こう!】

 ――それは、どこか甘美な提案だった――。


※その甘美な提案に乗るか、時雨との約束を守るか選んで下さい。また、時雨と逆月がどんなデートをするかも、ご提案頂けると嬉しいです。
面白そうなプレイングだと、皇帝が興味心々になって参加する事があります。





ゲームノベル「ラドゥの筆◆夢現世界」

◆萌葱町サーカス団―ゼロ―/内容プレイング次第/永続的◆

 東京都彩色町萌葱町で興行を続ける、サーカス団【ゼロ】。
 その演出と脚本を手がけるラドゥの本職は、小説家である。
 黙っていれば北欧美人と言えなくもない美青年だが、口を開けば毒舌がほとんど、傲岸不遜さが皇帝とは違った意味で厄介だ。

 面倒が嫌いと豪語する彼が、何故小説家という職業を選んだのかは甚だ疑問だ。確かな知識、綿密な構成、登場人物の魅力や設定――そういったものを考えたり、調べたりという仕事が、面倒の内に入らないのかという意味で。
 しかし彼には速読と筆記、記憶力という武器があり、妄想力が半端ないという利点があった。本を浚って知識を手に入れる事も、日常のありとあらゆる事を記憶しておく事も容易に出来れば、それこそ脳の中の知識は膨大だ。そして何より常日頃から想像力の豊かな彼にとっては、何もかもを【小説】としえる。
 彼の中では現実自体が既に、夢なのか現なのか判別しがたい程に、その境界と言うものがあやふやだった。

 だからこそ、彼は。
 物語を創作する、という行為を苦にしない。


 そうして彼は、今日もまた、無意識ともいえる間に妄想する。


 時には、身近な人物から、ただ目にしただけの他人までを、その対象としながら。


 例えば。
 もし彼らが――。




ゲームノベル「ラドゥの筆◆幻想記録―Heavenly thunder―」

◆萌葱町サーカス団―ゼロ―/内容プレイング次第/発展性ノベル/永続的◆

 ――これは、もしもの話。
 もしもの世界。

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 人類は地球を滅亡に導くのか。

 そう遠くない未来、確実に地球は人の住めない惑星となるだろう。
 それは、少なくとも――環境問題に対する意識改善が取り正される昨今ではさして珍しくも無い見解であった。
 けれど、恐らくどこかで楽観視しても居た。その未来の訪れは、けして自分の存命中では無い、と。
 警告、という意味合いを持って発表される映画や小説、ドラマが流行し、誰もが身近な環境を見直してみても。
 人類が抱いていた危機感は、どこか余所事ではなかっただろうか。

 だから、なのだろうか。

 これもまた物語の中でしか語られないような、形骸化したと言って良いだろう存在によって――世界の崩壊は、突然訪れた。

 雲の彼方、天の高みより轟音と共に落ちた雷の群。空を切り裂く金色の光は、数多を瞬時に焼き消した。
 崩落するビル、罅割れる大地、目に映る全てが成す術も無く瓦解する。数多の命が、嘆く間も無く奪われた。
 三日三晩を超えて、後に【Heavenly thunder(天の雷)】と呼ばれる災厄が終息した時――世界はまさに地獄の様相を見せていた。
 
 けれど、災厄はまだ終わらない。

 それは地球再生へのプレリュード。
 全知全能の神の鉄槌だった。旧約聖書の創世記、その大洪水を思い浮かべると良いだろう。
 ただし、ノアの箱舟は存在しない。

 三日間の地獄から生き延びた者達には、更なる過酷な運命が待っていた。
 瓦解した世界の中、彼らは天使による人間狩りによって命の灯を吹き消されていくのである。Heavenly thunderと共に天上から舞い降りてくる、美しくも残酷な有翼の天使――大地に這い蹲る無翼の人類は、滅亡以外のフィナーレを迎えられるのだろうか。

 人類は、何時まで生き延びられるのだろうか――。



ゲームノベル「ツクリモノノウタ」

◆東京仮想天国/シリアス/本編第一話◆
◇主→紅王・玉響/副→蛍/公式→草間武彦・零◇

ゲームノベル「フタツノツキ」

◆東京仮想天国/シリアス/本編第ニ話◆

ゲームノベル「マガツヒノトバリ」

◆東京仮想天国/シリアス/本編第三話◆

ゲームノベル「いつかの夢を見よう」

◆東京仮想天国/シリアス◆

ゲームノベル「境界線」

◆萌葱町サーカス団―ゼロ―/シリアス/永続的◆
◇主→皇帝/副→伯爵・ラドゥ/公式・主→碧摩蓮/公式・副→限定無し◇

ゲームノベル「ゼロ」

◆萌葱町サーカス団―ゼロ―/発展性ノベル/シュミレーション的◆

〜これは、貴方だけの物語〜
・好きな時に好きな順序で何回でも参加可能
・エキストラ→エキストラ→エキストラでも、エキストラ→プレイヤーでも、ずっとイベントでも。
・貴方だけの貴方による、サーカス団との物語。
・関りようによって、団員との関係や物語の方向性も違う。

◆エキストラ
サーカス団の日常に関る。少人数系。

◆プレイヤー
サーカス団の一員になる。バイトでもアシスタントでも。個別系。

◆イベント
イベント開催。サーカス団と楽しい一時を過ごす。多人数同時系。