君の幸せを願っていた。
何時か、ずっと寄り添える相手を見つけて、 幸せになって欲しいと祈ってた。
だから君の笑顔を見た瞬間、願いが叶って嬉しかった。
本当、だよ。
だけど思わずにはいられなかった。
もし、あの時。 繋いでいた手をあんなにも簡単に離さなかったら、 今、君の傍らで笑っていたのは僕だったかもしれないって。 考えずにはいられなかった。
本当は、君の隣にずっと居たかった。 僕と一緒に幸せになって欲しかった。
本当は。
未練がましく、そればっかり願ってた。
君が幸せなら、嬉しい。
だけど、どこかで悲しいんだ。 |