言葉の断片を繋げて、一つの物語と成す。 SKIN BY PASSION+
UNICO DIARY SYSTEM BY az*
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震える


君の奏でる音に、胸が震えた。

君はまるで、命を吹き込むように弾くから。

その命はどこから来るのかなんて、しょーもない事を考えていた。

きっと君は、自分の命を吹き込んでいるんだなんて考えたら。


どうしようもなく、喉が震えた。


心を震わす魂の叫びを、美しいと評しはしない。



君が全身全霊をかけて命を吹き込むその姿が、まるで、死への階段を上っていくように見えた。


そんな事を思って、身体が震えた。

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