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たどたどしく愛を紡ぐキミが 実はとても好きだった
でもキミが離れてしまっても 仕方無い程
僕は愚かだったから
キミの愛の言葉を 吐き捨てた
「愛してるよ」
結局お互い 一度も言わないまま
三つの冬が過ぎた
今更遅いかな
今更遅いよね
今更、だよね
幸せそうに手を繋ぐキミの後姿を
僕は独り
涙は流れない
それでも痛む胸抱え
「愛してるよ」
消せない思いを呟く
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